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Canon MG6130を使う(その2:写真プリント編) [PC]

今回は写真プリントのレビューです。

単体でコメントを書いてもわかりづらいので、これまで使っていたEPSON PM-G800(2003年発売:8年前のモデル)のプリントと比較します。
※ PM-G800は当時染料インク系では最上位機種。プリントの仕上がりも気に入っていましたので、古い機種でもハードルは高いです。

1.いきなり総論
なんでここからかというと、ぶっちゃけたところ8年前のモデルも最新機種も写真プリントの結果は大差ないです、はい・・・
スキャナで取り込んで掲載しようと思いましたが、もうどっちがどっちだかわからなくなってしまうレベルです。
なので、これ以下に書く違いというのはすごく細かい違い、人によっては”割りとどうでもよい違い”だったりします。

こう踏まえると、PM-G800と同クラスからの乗り換えに仕上がりへの過度の期待や予想外のガッカリも無いです。

最新のEPSON機種と比べると違いがあるのかもしれませんが、、、
実は実家の父が使っているEPSON EP-802AとPM-G800のプリント比較したことがあり、これも大差なくて、父ガッカリ・私ドヤ顔だったんです。
写真の仕上がりは MG6130≒PM-G800≒EP-801A という印象です。


2.個別に見てゆくと、、、
■ モニタに近い色/ハイキーであっさりとした色
PM-G800より若干モニタに近い色が出ます。(ちなみにモニタはSpiderでキャリブレーション済み)
PM-G800がこってりとした重い色に寄っている感じ。
PhotoShop等でレタッチをする人にはMG6130の方が扱いやすい印象です。
色に関してはMG6130のプロファイルの調整や補正機能(VIVID)をいじり倒していないので、色の出方は変わるのかもしれません。

■ にじみ間が少ない
印刷したものを並べて比較してはじめて判るれべるですが、MG6130はインクのにじみが少ないです。
たとえば看板のような白抜き文字やボーダーシャツといったような白地との境界線が若干くっきり出ます。
ただ、それは一方で小さなハイライト(瞳、髪の毛、ビロードのような起毛の跳ね返り)がごまかされず、ぱっと見で白いノイズが乗ったような見え方になります。

■ 粒子感は少ない、、、か?
もうこれはインクジェットプリンタの限界なのでしょう。
やっぱりインクの点々は良く見ると見えます。
多少MG6130の方が細かい、、、かなぁ、、、くらいの差です。
粒子間はあるので、CanonでもEpsonでも肌の色の階調に段差がごく少し出るときがあります。
これが気になるなら、写真屋さんでのプリントにするべきです。
※私は退色も気になるので、アルバム用の写真は以前から写真屋さんプリントです。

■ 黒つぶれしにくい
これはハイキーな色と粒子間と関係するかもしれませんが、黒の階調がつぶれにくいです。
髪の毛などキチンと繊維感(で伝わりますか?)が出ます。比較してわかるレベルですが、PM-G800は髪の毛ベタ塗りに見えます。
これも良し悪しがあって、逆に髪の毛に埃が乗っているようなノイジーな見え方をする時があります。
緻密で忠実な表現を好むか?/ノイズ感の少ないはっきりとした表現を好むか?
の好みの範疇だと思います。


こんな感じなので、写真プリントは”これまでどおり”写真屋さんプリントと併用していくことになりそうです。
 ○アルバムへの貼付を狙った階調滑らかで長持ちさせたい写真
  → 写真屋さんプリント
 ○確実に狙った色・狙った雰囲気を出したいレタッチした写真
  → プリンタのプリント
 
つづき:インクジェットプリンタの退色について
タグ:PC
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